
将棋の藤井聡太棋王(23)=竜王・名人・王位・棋聖・王将との六冠=に増田康宏八段(28)が挑んでいる第51期棋王戦コナミグループ杯(新潟日報社など主催)5番勝負第3局が3月1日、新潟市中央区の新潟グランドホテルで指されました。白熱の終盤戦の末、対局開始から10時間以上が経過した午後7時過ぎ、藤井聡太棋王が投了、増田康宏八段が大逆転でタイトルに王手をかけました。
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【午後7時25分~午後8時25分】1時間にわたり感想戦が行われました。焦点となった終盤の局面について、互いに駒を動かしながら振り返りました。こわばった藤井棋王の表情が多少やわらぐ場面もありました。


【午後7時20分】2人が大盤解説会の会場に登場。増田八段「かなり工夫した作戦で勝ててうれしい。スコア上はリードでき、引き続き頑張りたい」藤井棋王「本局は終盤が悔やまれるが、その点を振り返って次は精一杯頑張りたい」

【午後7時17分】藤井棋王は報道陣の取材に「終盤の一番大事なところで、やってはいけないミスが出てしまった」、増田八段は「中盤以降はよく分からない展開だったが、最終盤に間違わず指せた」と答えました。


【午後7時8分】藤井棋王が投了。大盤解説会場からは、両者の健闘をたたえ、大きな拍手が湧いた。
【午後7時】対局開始から10時間が経過。クライマックスが近づいています。
【午後6時53分】佐々木七段「いかにも勝ちそうだけれど、勝つと勝ちそうは違うので。後手としては読み切りたいですね」
【午後6時50分】いよいよ最終盤。増田八段の手番。「ここは読み切りたい」と佐々木七段が解説した直後に増田八段は△8七歩を着手。
【午後6時43分】控え室も緊迫した雰囲気に。腕組みして成り行きを見守る藤井九段は「分かりました。読み切りました」とつぶやく。

【午後6時42分】△8九銀の着手に、大盤解説陣から「手つきが軽やかでした」
【午後6時40分】大盤解説では、△8七歩成以下の検討が続いています。分岐点が多く、解説陣からは「うーん」「あー」「やー」という声が漏れています。
【午後6時35分】▲7四桂の場面。佐々木七段「ここがハイライトかもしれない」大盤解説では詰みも見据え、検討が続いています。
【午後6時30分】大盤解説会場の佐々木七段「一瞬、後手に数字的にチャンスが来ているらしい場面だが、藤井棋王の信用もある」と解説。
増田八段はどんな手を選んでいくのか。佐々木七段「かなり白熱した終盤戦です」
【午後6時25分】藤井棋王が▲2二角。佐々木七段「ちゅうちょしない」。
【午後6時18分】▲3三歩成は後手が手抜いて7七香成から先手玉を詰ます筋があるようです。佐々木七段「しかし踏み込む」と驚きの声。
【午後6時】対局開始から9時間。控室では藤井九段が和装に着替えて検討。「紛らわしくない局面になっている。先手が優勢でしょう。これで落とすようなら不調ですよ」

【午後5時55分】緊迫の終盤戦が続いています。△8六歩で攻め合いの展開。佐々木七段の解説には詰み筋も出てきており、難解な終盤になっています。先手は▲3ニ成香から竜をつくって攻め込めます。
本田女流四段「読む量が多すぎて、うーん。どっちが早いか」
本田女流四段「みなさん(AIでの)研究に結構お金つぎ込んでいると聞きますが?」
佐々木七段「サーバーを借りる人もいますね。自分は家のパソコンでやる派ですね」
本田女流四段「何百万とかも聞きます」
佐々木七段「(AIで)何を研究するかが大事だと思いますね」
【午後5時半すぎ】佐々木七段「増田さんはベンチプレス70キロ、10回3セットを定期的にやっているそうです。自分も最近、筋トレやっているんですけど、すごさが分かる。筋肉が付いているから姿勢を崩しても腰痛にならない」
【午後5時半】先手の藤井棋王が▲2三香成とし、増田八段が玉を逃げた場面。本田女流四段は「ここですか?」と、佐々木七段に問いかけました。
佐々木七段は先を読む中で「いやー、かなり面白い展開ですね」と話し、▲9四角、▲3二成香などを検討しています。
【午後5時半前】後手が△7四香と打った局面で、▲9六歩△7六歩▲同銀△同香▲9七角という手順が検討されています。他にもいろいろな変化があり、検討にも熱が入っています。
本田女流四段「いよいよお互いの玉が危険な状態。ぎりぎりの戦い」
佐々木七段「形勢判断、難しいですね」
【午後5時20分】対局開始から8時間がたち、新潟市はまもなく日没です。信濃川と萬代橋が夕陽に照らされています。

【午後5時すぎ】佐々木七段の検討が再開されました。「9七角はいいと思いませんか?」

【午後4時50分】先手が2九飛と引いた局面、大盤解説では粘るなら△2八銀や△3八銀といった手もあるかと検討していますが、「増田八段の棋風ではないのでは」。次の手は△9五角ではないかとみています。
瀬川理事が来場者に「対局者のどちらを応援しているか」質問したところ、藤井棋王を応援する人が多いようでした。

【午後4時40分】佐々木七段「理事になられていかがですか?」瀬川理事「昔5年ほどサラリーマンをしていたのですが、それに似ているというか、平日に連盟に行って、いろいろ気を遣いながら…頑張りたいと思います」
【午後4時半】先手が9八玉と寄った局面で、大盤解説会場の検討陣は、△4六角▲2四飛△3六歩という手順も調べています。
瀬川理事「佐々木さんは増田さんについて、どういう印象?」
佐々木七段「奨励会時代から変わらない。正直、実直な感じ。昔からセンスがあった」「増田さんとは奨励会時代、一緒に『桃鉄』もしました」
瀬川理事「藤井さんは?」
佐々木七段「読みの深さと速さが違うなあと。違和感ある手を指してこない。自然に勝つ。リスク高い手を率先しては選ばない感じ。かといって早打ちをすると全部吸収されてしまう」
瀬川理事「王道の印象ですね」
【午後4時半前】局面が一気に動き出しました。佐々木大地七段「後手からは△7三角を打ってみたい」瀬川理事「激戦という感じ」
【午後4時半前】「次の一手クイズ」の正解は「▲2八角」でした。抽選会が始まり、最初の賞品は第50期棋王就任の記念で藤井棋王が揮毫した扇子です。
このほか、三条市に住む駒師の大竹日出男さん=二代目竹風=提供の根付けや、対局者2人が午前と午後に食べたおやつの食事券が贈られました。

【午後4時すぎ】後手は△9五香と走った。先手からは▲1四歩といった攻めがある中で、増田八段がスピードを重視したと、大盤解説陣はみているようです。
【午後4時】大盤解説に日本将棋連盟常務理事の瀬川晶司六段が参加しました。
瀬川理事は昨晩の前夜祭後、街に繰り出し日本酒を堪能したそう。「麒麟山をすすめられました。辛口で良かったです」
伊藤女流初段も「本田さんと酒蔵見学に行ってきました」

【午後3時50分】藤井棋王が長考し、両者の消費時間はほぼ並びました。
【午後3時40分】大盤解説では「次の一手クイズ」が始まりました。

①▲4六角
②▲2八角
③千日手
選択肢に千日手が入るのは珍しいです。
【午後3時半すぎ】昼食休憩が明けてから2時間半がたちましたが、午後に入ってからは5手しか進んでいません。互いにじっくり腰を落として考える展開が続いています。
【午後3時半前】佐々木七段が再び登壇。「ちょっとだけお邪魔して帰る」と話していた藤井猛九段も残り、なぜ動かないのか検討が始まりました。
佐々木七段「千日手の可能性はどれくらいあります?」藤井九段「30(%)はあるでしょう」
佐々木七段「(棋王の長考は)▲2八角に嫌な筋があるからでは」。一例として▲2八角△同馬▲同飛△9七歩成▲同香△9六歩▲同香△8四桂といった順が出ています。
【午後3時15分】本田女流四段「何で打たないんですかね?千日手?」藤井九段「千日手?そうかぁ…」
藤井九段が新潟県の将棋熱について語っています。10年ほど前、棋王戦新潟対局の解説を担当したことを振り返り、「各県によって違いますが、新潟はバンバン反応があってノリがいい」と絶賛!
【午後3時】「午後のおやつ」の発表です!
増田八段は「フルーツ盛り合わせ」とレモンスカッシュ。ホテルによると、通常メニューにはない「棋王戦特別メニュー」とのことです。彩りも鮮やかです。

藤井棋王は昨年と同様にスイーツはなし。飲み物に「オーガニックオレンジジュース」を選びました。

【午後3時前】藤井九段「千日手になるかどうか今、重大な局面を迎えています」。▲2六飛車を2九に引くと千日手模様のようです。
【午後2時40分】まもなく「午後のおやつ」の発表時間です!大盤解説は藤井猛九段の登場です!

藤井九段「お昼に『大人様ランチ』を食べておなかいっぱいです。増田君は大丈夫か?食べ過ぎじゃないのか?」
藤井九段「千日手なくはないですよ。ならないとは思うけど『おっ』となることはある。なんとも言えない。なれば後手はラッキー、あとは先手の気持ち次第」
藤井九段は過去に立会人を務めたタイトル戦で千日手になり、事前に対局規定をうっかり読んでいなかったために慌てたエピソードを披露。「今日は大丈夫ですよ。さっき読みましたから。振り飛車党らしく、千日手になったら軽くさばきます」
【午後2時半前】大盤解説会は佐々木七段と本田女流四段が休憩に入り、日本将棋連盟県支部連合会会長の奥州光治さんと元県アマ名人の早川俊さんのミニ解説に。
奥州会長が来場者に問いかけ「県外から来た人」「将棋をやらないけど、来た人」ともに1割ほど。奥州会長「今の時代、自分で打たなくても見るだけでも楽しい。相撲と同じですね」
会場ではこの先の展開について、来場者とのやりとりが続いています。

【午後2時前】本田女流四段「先日、棋聖戦の就位式で花束贈呈をしたんですけど、藤井棋王を近くで見て青年、大人になったなあと感じました。おばちゃん的ですけど。みなさんも長年見ているから分かると思いますが、笑顔の作り方も上手になって。その土地土地のことをお話しされてますし、弱点がさらになくなってきてますよね」
【午後1時半すぎ】本田女流四段「行きの新幹線で『藤井先生の隣です』って聞いて『棋王の隣なの!?』ってドキドキしたんですが、『猛』の方でした(笑)藤井棋王は通路挟んで反対でした。藤井に囲まれた席でした」

「一般の方が途中で乗ってきて、棋王の隣りに座ったけど、気付かなかったみたいです」
【午後1時半すぎ】大盤解説会では藤井棋王の最近の調子も話題に。佐々木七段「調子がめちゃくちゃ悪いというより、タイトル戦の挑戦者がいろんな対策を立てている。藤井棋王としては研究を分散させられている」
佐々木七段「増田八段は『花粉症だ』と話していましたが、マスクをしていれば大丈夫なようです」
【午後1時半】昼食休憩後、増田八段は4四銀を選択。佐々木七段「ここは先手に、いろんな組み合わせがあります」

【午後1時半前】対局再開から20分たったが、まだ一手も指されていない。佐々木七段「馬をどう使っていくかが今後の形勢を左右する」
本田女流四段「千日手になっても今年は最後まで大盤解説します!」
【午後1時すぎ】大盤解説会が始まりました!佐々木七段「形勢はまだこの段階では五分」→生中継はこちらから


会場は300人の大入り満員です!
昨夜の前夜祭に続き、きょうも県内外から大勢のファンが訪れています。
昨日はホテルのロビーで藤井聡太棋王の到着を待っていた60代女性は神戸市から新潟にやって来て、前夜祭&大盤解説会に参加。「藤井棋王は人柄がとてもできている。タイトル戦にはできる限り行っています」と声を弾ませていました。
【正午すぎ】お待たせしました。「勝負飯」の発表です!
藤井棋王のチョイスは「海の幸重御膳」(税込み2850円)。その日おすすめの海の幸を惜しみなく酢飯の上にのせた1日10食の限定メニュー!ホテル内の日本料理レストラン「静香庵」で提供しています。

お米は酢飯との相性抜群の新潟のブランド米「新之助」を使用。大盤解説の佐々木大地七段もお気に入りというお米です。
一方の増田八段は「大人様ランチ」(税込み3800円)。こちらも...







