2011年の新潟・福島豪雨以降、三条市の大谷ダム上流側の地域で土砂が流出し、ダムへの流入などが続いている。県と地元の水道や漁業の関係団体は、森林管理者の林野庁に荒廃対策を要望した。

 大谷ダムは下田地域の五十嵐川上流にある。新潟・福島豪雨ではダムより上流のエリアを中心に、森林が荒廃するなどの被害が発生。下流に下田の市街地、さらに下流には三条市の中心街があり、水の濁りなどが発生すると内水面漁業や上水道への影響の広がりが懸念される。

 県三条地域振興局の米山哲郎局長、三条地域水道用水供給企業団の坂井高志事務局長、五十嵐川漁業協同組合の飯塚喜一代表理事組合長らが7月中旬、南魚沼市美佐島に中西雄一郎・中...

残り256文字(全文:556文字)