
村上市が耐震化と大規模改修工事を進める荒川総合体育館=村上市坂町
村上市が進める荒川総合体育館(村上市坂町)の大規模改修事業費を巡り、追加経費が相次ぎ、当初額を大幅に上回る事態が起きている。実施設計の単価計算ミスに加え、着工後に当初の想定を超える外壁の傷みが確認されたことが理由だ。議会からは、市の対応や実施設計の甘さを指摘する声が上がる。(村上支局長・深沢智徳)
荒川総合体育館は1974年に完成。体育館と武道場を合わせた延べ床面積は7366平方メートル。2024年10月に始まった改修工事により現在休館している。
改修工事の事業費は当初4億6190万円だったが、24年9月、25年3月の市議会定例会で不足工事費として8140万円、4720万円をそれぞれ一般会計...
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