8月下旬に開かれた町総合教育会議であいさつをする西脇道夫町長=聖籠町役場
8月下旬に開かれた町総合教育会議であいさつをする西脇道夫町長=聖籠町役場

 聖籠町の西脇道夫町長(70)が、2期目の任期満了(2026年9月4日)まで1年を切った。1期目に招致したバイオマス発電所が稼働し本年度は税収が増える見込みだが、町の財政を支えてきた東港関連企業の固定資産税は減少傾向が続き、公約の行財政改革は道半ばだ。子育て支援に力を入れる中で町民からは「今ひとつ西脇カラーが見えない」との声も聞かれる。残りの任期でどう成果を出すのか、町政運営の手腕が注目される。

 西脇町長は2018年町長選に副町長を辞して出馬。6期続いた前町政の刷新と行財政改革、事業見直しを公約に掲げ初当選した。

 町は東港工業地帯に立地する企業などからの税収に支えられ長年、国の地方交付税を受け...

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