1年間の講座を終え、上野正人副学長から修了認定証を受け取る高校生=上越市山屋敷町
1年間の講座を終え、上野正人副学長から修了認定証を受け取る高校生=上越市山屋敷町

 新潟県内で教員になることを志望する高校生を対象にした上越教育大(上越市)の講座「新潟次世代教員養成プログラム」の前期が8月に閉講した。1期生となる前期修了者は31人で、入試や大学合格時に優遇措置が受けられる。このうち20人が上教大の入試に出願した。受講生は「合格して教員になる夢につなげたい」と力を込めた。

 プログラムは県内の教員不足解消を目的に、昨年9月に始まった。前期と後期に分かれ、前期は高校2年の秋から3年の夏まで全10回、学級経営やいじめ・不登校などをテーマにした講義を受ける。後期は上教大入学後、離島教育など新潟県特有の課題を学ぶ。

 プログラム前期を修了すると、一般入試よりも大学入学共...

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