理想の教師像について意見を出し合い、分析する高校生たち=上越市山屋敷町
理想の教師像について意見を出し合い、分析する高校生たち=上越市山屋敷町

 計10回の講義を受けた高校生を対象に新たな入試枠を設ける上越教育大(新潟県上越市)の「新潟次世代教員養成プログラム」が5回目の講義を終え、折り返した。講義を通じて教員の仕事と魅力を高校生のうちから理解してもらい、受験で優遇措置を講じることでなり手不足の解消を図るのが狙い。現在34人が受講しており「教員の仕事がイメージできる」とおおむね好評だ。上教大は「受講者の意欲をさらに高め、県内の教員となる人材に育てたい」と手応えを感じている。

 プログラムは2024年9月にスタート。受講する高校生は2年の秋から3年の夏まで全10回、月1回のペースで、学級経営やいじめ・不登校などをテーマにした講義を受ける。...

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