鮭の投網漁を体験する潮陵中の生徒=上越市
鮭の投網漁を体験する潮陵中の生徒=上越市

 上越市の潮陵中学校の全校生徒22人が、地元の桑取川の河口で鮭の投網漁を体験した。生徒は川に網を何度も投げ入れ、遡上(そじょう)する鮭の捕獲に挑戦した。

 潮陵中は地域の伝統文化や命の大切さを学ぶ総合学習の一環で、約30年前から鮭の捕獲や加工体験を行っている。

 漁体験は11月に行われ、生徒は胴長靴を履いて、川の流れにバランスを崩しながらも約4キロの重りが入った網をできるだけ遠くに投げ入れた。この日は川の水が澄み、漁には不向きな状況だったこともあり、1時間で捕まえたのは2匹だった。

 3年の生徒(15)は「1、2年の時は全く捕れず、最後の年に貴重な1匹を捕獲できてうれしかった。たぐり寄せた網が左右に...

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