大規模災害時の訪日客の避難支援などについて意見を交わした中央日本四県サミット=11日、長野県諏訪市
大規模災害時の訪日客の避難支援などについて意見を交わした中央日本四県サミット=11日、長野県諏訪市

 新潟、長野、山梨、静岡4県の知事は11日、「中央日本四県サミット」を長野県諏訪市のホテルで開いた。観光推進をテーマに懇談し、大規模災害が起きた際、インバウンド(訪日客)を帰国支援するために国に具体的な法令を整備するよう求めることで合意した。

 訪日客の避難や帰国支援を巡っては、2024年8月に南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されたのを契機に、山梨県が広域的な支援態勢を検討する研究会の設置を新潟など3県に提案。24年10月に発足し、関係省庁も交えて4県で議論を重ねてきた。

 会議では山梨県の長崎幸太郎知事が南海トラフ地震を想定した4県の役割分担や今後の方向性を報告。成田や羽田、関西など西日本の空...

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