軽妙な語り口で参加者の笑いを誘った瀧川鯉橋さん=10日、上越市本町5
軽妙な語り口で参加者の笑いを誘った瀧川鯉橋さん=10日、上越市本町5

 新潟日報レディースサークルじょうえつ小町の9月例会が10日、上越市本町5のアートホテル上越で開かれた。上越市出身の落語家、瀧川鯉橋(りきょう)さん(54)が古典落語を披露し、テンポの良い軽妙な語り口で会場を笑いに包んだ。

 瀧川さんは直江津高校(当時)卒業後、1998年に春風亭鯉昇(りしょう)(現・瀧川鯉昇)さんに入門。現在は落語芸術協会(春風亭昇太会長)に所属し、東京都内を中心に寄席や小学校での公演に出演している。

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