認知症の人たちが作った手芸品などが並ぶ「ともにいきる作品展」=長岡市和島中沢
認知症の人たちが作った手芸品などが並ぶ「ともにいきる作品展」=長岡市和島中沢

 9月の「認知症月間」に合わせ、認知症グループホームで暮らす人の手芸品やちぎり絵などを並べた「ともにいきる作品展」が、長岡市和島中沢の複合施設「和島トゥー・ル・モンド」で開かれている。

 長岡三古老人福祉会が主催。認知症になっても希望を持って暮らし続ける「新しい認知症観」の啓発を図ろうと、福祉会が市内で運営する8施設の入居者の作品を集めた。

 会場は、旧島田小学校の木造校舎を改装した施設。フェルトを縫い合わせたフクロウや、何枚もの折り紙を組み合わせて作ったアジサイなど、手作りの温かみを感じられる作品が、かつての教室を彩っている。

 長岡三古老人福祉会のグループホーム事業を担当する山田活基さん(50)...

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