
約20年ぶりに太極拳同好会メンバーと一緒に活動した元留学生の孫宇梅さん=五泉市愛宕甲
五泉市の村松地区で、市民ら有志による太極拳同好会が活動している。このほど、会の立ち上げに関わった中国人で元留学生の孫宇梅(そんゆめい)さん(63)が約20年ぶりに五泉市を訪れ、同好会のメンバーと旧交を温めた。
太極拳同好会は2002年ごろに発足。新潟大農学部に私費留学生としてやってきた孫さんが、当時の旧村松町の住民に太極拳を教え始めたのがきっかけだ。現在は発足当時からのメンバーを含む約20人がいる。
村松地区には新潟大学の農場があり、孫さんは農場に泊まり込むこともあるなど研究に打ち込んでいた。ただ経済的に厳しい面があったことから、当時農学部の教授だった伊藤道秋さん(85)が「太極拳が得意なら...
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