
稽古に熱が入る劇団「blueジーンズ」団員ら=新潟市中央区
県内女性でつくる劇団「blueジーンズ」が今月、太平洋戦争からの戦後80年をテーマに、平和の尊さを描いた作品を新潟市内で公演する。国民の戦意高揚をあおる国策映画の製作に抵抗し、戦中と戦後を生き抜いた女優の記憶をたどるストーリーだ。
劇団は2007年に結成され、メンバーは20〜70代の15人。これまでパート労働や貧困、デートDV(ドメスティックバイオレンス)など、女性を取り巻く社会問題を題材にした演劇を毎年上演してきた。
今年の作品「シン・女たちのラストメモリー」は戦中と現代のシーンを交差させ、戦争による破壊と戦後の再生を描く。国策映画が製作される中で戦争に反対し逮捕された女優や演出家、戦後を...
残り339文字(全文:639文字)











