
糸魚川市を流れる能生川。11月、釣り愛好家による鮭の遡上数調査が行われる
糸魚川市の能生川を遡上(そじょう)する鮭の数量を把握するため、釣り愛好家を調査員とする「サーモンフィッシング」が11月に行われる。能生川では今年から、鮭を捕獲してきたやな場を経費削減を理由に廃止。鮭の遡上の状況を確認する新たな方法として採用することにした。主催する能生川鮭有効利用調査委員会は、参加者を10月3日まで募集している。
能生内水面漁業協同組合(糸魚川市)によると、能生川の鮭の遡上数はピークだった2009年度は2万匹を超えていたが、温暖化の影響で24年度は959匹まで激減。鮭の関連商品などの生産も減り、やな場の設置費用を賄えなくなっていた。
漁協は、やな場を廃止する代わりに...
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