中秋の名月の下、雅楽を演奏する僧侶=6日、上越市国府1
中秋の名月の下、雅楽を演奏する僧侶=6日、上越市国府1

 上越市の本願寺国府別院で6日、中秋の名月を楽しむイベントが開かれた。参加者は夜空に浮かぶ月をめでながら、雅楽の音色に浸った。

 国府別院が「お寺deお月見カフェ」と題し、2016年から開いている。雅楽や法話などが聞くことができ、25年は近隣住民ら約60人が参加した。

 鐘楼をライトアップした境内で、僧侶3人が縦笛の篳篥(ひちりき)と横笛の龍笛(りゅうてき)、笙(しょう)で「越天楽」など3曲を披露した。雲間から顔を出した月の光が差し込む中、優美な音色が響き渡り、参加者はうっとりと聞き入った。

 上越市の女性(70)は「幻想的な雰囲気に感激した。心が癒やされた」と笑顔だった。

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