県版の地域おこし協力隊員に任命された森田夏記さん(中央)=14日、県庁
県版の地域おこし協力隊員に任命された森田夏記さん(中央)=14日、県庁
県版の地域おこし協力隊員に任命された森田夏記さん(左)=14日、県庁

 県内の伝統的な繊維産業の振興を担う県版地域おこし協力隊員として、県は東京都出身の森田夏記さん(49)を任命した。14日に県庁で委嘱式があり、森田さんは、ものづくり現場の課題解決に向けて取り組むと意気込んだ。

 都内の美術館や大学で司書を務めた森田さんは、ものづくりに関心があり応募。移住支援などを行う一般社団法人にいがた圏(十日町市)が受け入れ団体となり、販路開拓のほか商品開発、高齢化が進む現場の担い手確保に取り組む。任期は最長3年で、繊維産業分野での任命は初めて。

 委嘱式で森田さんは「ものづくりの現場は瀬戸際だ」と強調。担い手確保や技術の継承に向け「モデルケースになれるような仕組みを作りたい」...

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