手外科学会のアジアパシフィック地域の会長となった金谷文則さん=三条市興野2
手外科学会のアジアパシフィック地域の会長となった金谷文則さん=三条市興野2

 整形外科医で、三条市の医療法人積発堂富永草野病院理事長の金谷文則さん(72)が、アジアパシフィック手外科学会連合の会長に就任した。金谷さんは「生活の質にとって大事な手の外科の役割を知ってもらいたい。後進の教育とレベルアップに努め、世界の手外科医療を向上させたい」と抱負を語る。

 手外科は首の付け根から指先までの上肢を対象にした分野(肩は除く)。国際学会連合が1966年に設立され、63カ国・地域が参加する。アジアパシフィック連合は97年の設立。日本、豪、韓国など15カ国・地域で構成し、各国の整形外科医ら約千人が所属している。

 金谷さんは、群馬県出身で新潟大学医学部卒。新潟大の医局などを経て、長く...

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