水難事故に備え、関係機関が合同で救助の手順を確認した潜水訓練=上越市の直江津港
水難事故に備え、関係機関が合同で救助の手順を確認した潜水訓練=上越市の直江津港
水難事故に備え、関係機関が合同で救助の手順を確認した潜水訓練=上越市の直江津港

 水難事故発生時の迅速な救助につなげるため、上越海上保安署などは、上越市の直江津港西埠頭(ふとう)で合同潜水訓練を行い、溺れた人の捜索手順を確認した。

 関係機関の連携強化と技術の向上を目的に、上越海保が初めて企画。管内の柏崎と糸魚川市の消防本部、上越地域消防局の潜水隊員や、伏木海上保安部(富山県)の巡視船「やひこ」の潜水士ら計約60人が参加し、9月に行われた。

 参加者は、シュノーケルやフィンを外して泳ぐ練習のほか、岸壁から転落した人を探す訓練をした。海中の捜索では、ロープを使って等間隔に潜り、溺れた人に見立てた人形を見つけ出した。やひこの潜水士が指導し「海底の泥を巻き上げると視界が悪くなるので...

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