長岡市川口地域を震源に最大震度7を観測し、関連死を含む68人の命が奪われた2004年10月23日の中越地震から21年。大きな被害を受けた長岡市と小千谷市の被災地では23日、犠牲者を追悼する催しが開かれた。山が揺れ、斜面が崩れ、地面が割れ、寒さと暗闇の中で過ごした「あの日」は、時間が経過しても忘れられない。集まった人たちは記憶を語り継ぎ、教訓を明日につなごうと誓った。

◆“灯”に思いつないで…「今をどう生きるかが大事」

 長岡市川口地域では、住民有志の実行委員会が、震災の記憶を次世代につなぎたいと、追悼の集いを開いた。...

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