糸魚川市は7日、仙納の山中で10月に市内の猟友会員の70代男性がクマに襲われ、右腕骨折など全治3週間の重傷を負っていたと発表した。男性は市内の病院に入院中だが、命に別条はないという。県によると県内で今年、クマによる人身被害はこのケースが直近となり13件目。糸魚川市では2件目。
市によると、男性は10月27日午前11時半ごろ、山中に設置した有害鳥獣用のわなを1人で見回りしていたところ、林の中から突然現れたクマ1頭に襲われた。自力で下山し、119番通報した。クマは体長不明だが成獣とみられ、男性を襲った後、山中に逃げた。現場は民家やバス停から約600メートル離れている。
市は、男性の意向や事情聴取ができなかったことから発生直後の公表を控え、本人の承諾が得られたことなどから発表したとしている。市はメールで市民に注意喚起するなど、警戒を強化している。
× ×







