
副首都構想の推進に向けた自民党と日本維新の会による初会合=11日午後、国会
政府は11日、高市早苗首相の方針に基づき、「地域未来戦略本部」を設置した。地域の担い手確保を重視した石破茂前首相に対し、投資促進など経済政策を強調。日本維新の会が掲げる副首都構想実現へ、自民、維新両党の協議も始まった。石破政権の「一丁目一番地」だった地方創生が「高市カラー」でどう変わるのか。自治体関係者は注視している。
▽地場産業
石破政権が6月に閣議決定した基本構想は、若者や女性から選ばれる地方をつくり、東京圏から移住する若者を倍増させるなどと、10年後に目指す姿を掲げた。仕事や趣味などで居住地以外の地域に継続的に関わる人を「ふるさと住民」として登録する制度の創設も提唱した。
高市氏は、熊...
残り663文字(全文:963文字)












