
法制審部会後、取材に応じる鴨志田祐美弁護士(中央)=20日午後、東京都千代田区
刑事裁判の再審制度見直しで、開始決定に対する検察の不服申し立てを禁止する規定が盛り込まれない見通しとなった。過去の再審事件で長期化の要因と再三批判され、法制審部会は主要な論点として扱ってきたが、法務・検察や裁判官、刑法学者が中心となって消極論を展開。冤罪事件に関わってきた弁護士の委員は「結論ありき」と不満を爆発させた。
▽前さばき
「検察の上訴によって審理が長引いた」。昨年10月、早期の法改正を目指す超党派の国会議員連盟の会合で、1986年の福井中3殺害事件で再審無罪となったばかりだった前川彰司さん(60)が怒りを込めた。
一審判決は無罪だったが検察の控訴を受けた二審で有罪となり確定。出所後...
残り739文字(全文:1039文字)













