視察後、取材に応じる新潟県の花角英世知事=14日午後、新潟県刈羽村
 視察後、取材に応じる新潟県の花角英世知事=14日午後、新潟県刈羽村
 新潟県知事の視察後、取材に応じる東電ホールディングスの小早川智明社長=14日午後、新潟県刈羽村
 柏崎刈羽原発を巡り、今後想定される地元同意の流れ

 新潟県の花角英世知事が14日、東京電力柏崎刈羽原発を視察し、再稼働の是非判断が迫る局面に入った。今月中にも態度を表明する見通しで、その際に表明後の「県民の意思を確認する」手法も明らかにするとみられる。12月の県議会での手続きが有力視されており、早期決着を狙う意図も透けて見える。

 ▽Xデー

 「(判断のために)残された要素はないのではないか。今までずっと、多様な声を聞いてきた」。花角氏は14日、取材にこう語り、結論に向けた精査が大詰めを迎えているとの認識を示した。

 この日は原発視察に加え、5~30キロ圏内の7市町のトップと意見交換。視察は知事就任後の2018年9月以来7年ぶりで、東電ホールディン...

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