
県警が認知した県内の特殊詐欺による被害額が1〜10月で9億5436万円(暫定値)となり、過去の年間最高額を上回ったことが17日、分かった。過去最悪ペースとなっている背景には、警察官などをかたって捜査名目で金をだまし取る「ニセ警察詐欺」の手口の増加があり、県警は注意を呼びかけている。
これまでの最大は年間被害額が2013年の9億4132万円、件数は15年の288件だった。今年は10月末までで222件発生している。
県警特殊詐欺特別捜査室によると、今年の被害額のうち7割超に当たる約6億8千万円が、昨年秋ごろから急増しているニセ警察詐欺によるものだった。
従来の手口は、...
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