
海賊版サイトへの日本国内からの月間アクセス数の推移
東京地裁は19日の判決で、漫画の海賊版サイトに配信手段を提供した業者の賠償責任を認めた。海賊版を巡っては、対策を強化するたびかいくぐられる「いたちごっこ」が続き、主要サイトの月間アクセス数は1億を超える。違法広告の掲載も多く、関係者は「裏社会への入り口」となる危険性を指摘。政府が「クールジャパンを代表する重要コンテンツ」と位置づける漫画のイメージダウンになりかねず、著作権侵害の対策は急務だ。
▽裏社会
海賊版サイトは、国内最大規模だった「漫画村」が閉鎖され、運営者が逮捕されるなどしたが、新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要を背景に、海外の運営者によるサイトが急拡大した。対策に取り組む一般社団法...
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