インタビューに応じる石破前首相
インタビューに応じる石破前首相
1989年(平成元年)12月の衆院本会議場
斎藤隆夫氏
政治改革を実現する若手議員の会代表世話人の石破茂氏(右)。政治改革実現を求める署名簿を当時の宮沢首相に手渡した後、記者会見した=1993年5月
戦後80年に合わせ「内閣総理大臣所感」を発表する石破首相(当時)=2025年10月10日、首相官邸
田中角栄氏(右)と石破茂氏=1983年撮影(石破茂事務所提供)

 「物申す石破茂」が帰ってきた。昨年10月に約1年の首相在任を終えた直後から各種メディアに出演。縦横無尽に持論をぶつ姿は首相就任前と変わらない。共同通信のインタビューでも、高市政権の政策に「間違っている」「あっていいと思わない」と注文を付けた。自民党内には「おとなしくしていればいいのに」と眉をひそめる人もいる。退任直後の元最高権力者は、後継政権に不満があっても「黙して語らず」が永田町の見識とされているからだ。

 なぜ石破は批判されても、嫌われても「黙らない」のか。「あの戦争を二度と繰り返さない」。政治家人生を貫く、このぶれない信念が背景にありそうだ。(敬称略、共同通信=渡辺学)

 ▽小泉元首相の言...

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