議員定数削減を巡る与野党の立場
 議員定数削減を巡る与野党の立場

 自民党と日本維新の会が、今国会中の衆院議員定数の削減法案提出に向けた動きを加速させた。法施行から1年以内に結論を得ることで合意。削減方法は与野党でつくる衆院の協議会に委ねる方針だ。期限を区切りつつ、野党が参加しやすい「土俵」をつくることで協議促進を目指す。各党の議席に直結する選挙制度改革が与党主導で進むことに対し、野党は「乱暴だ」と反発を強める。

 ▽秋波

 「基本的な考え方を共有した。党内と他党への説明を速やかに行っていく」。21日、自民の加藤勝信政治制度改革本部長は維新との協議後、週明けから党内手続きと並行して、野党への根回しを急ぐ方針を記者団に説明した。自民と維新の10月の連立政権合意書で...

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