
サッカー男子の日本―オーストラリア戦で、笛だけでなく、旗も使うサッカーの主審=福島県Jヴィレッジ
折り返しを迎えた聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」では、スポーツに不可欠なコミュニケーションに、声や音に代わる方法が用いられる場面が多い。報道陣のインタビューも、口頭でのやりとりと手話が入り交じる。さまざまな国・地域の言語や、相手の聴力に応じた多様なスタイルで意思疎通が図られている。
▽振動
ドスン、ドスン。20日に行われたバスケットボール女子の日本―ギリシャ。スローインの際、主将の若松優津(KHD)が床を強く踏みならすと、コートの反対側に向かおうとしていた味方がぱっと振り向き、ボールを受けた。振動で状況や意思を伝えるための工夫だ。戦術はほとんど手話で確認し、若松は「とにかく...
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