
星野国次が長野県の軽井沢で始めた温泉旅館
国内外で旅館やホテルを展開するリゾート施設運営大手「星野リゾート」は、星野佳路代表の曽祖父に当たる国次が1914年、長野県の軽井沢で温泉旅館を開業したのが始まりだ。国次の父が製糸業で財をなし、それを元手に土地を取得して温泉を掘削。避暑地の軽井沢で旅館業を代々営んできた。(共同通信=出井隆裕記者)
創業当時、一帯には電気が通っておらず国次の息子の嘉政は1929年に独力で自家用の水力発電所を設置。日本野鳥の会の創設者との親交を通じて自然保護にも尽力した。次に経営を担った嘉政の息子の晃良は1970年代にブライダル事業に参入し、神前式が主流の時代に教会式をいち早く始めた。
1991年にバトンを受け取...
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