
ろう学校の子どもたちとハイタッチしながら入場する、バドミントン日本代表の沼倉昌明選手(中央)ら=25日、東京都調布市の京王アリーナTOKYO
聴覚に障害があるスポーツ選手の国際大会「東京デフリンピック」が26日、12日間の幕を閉じた。長岡市をはじめとした新潟県の選手が出場したバドミントンとバレーボール女子を、会場で取材した。聞こえない環境でプレーしているとは思えないほどの選手の躍動。手話やジェスチャーを使った応援が重なる会場の雰囲気。経験したことのない空間があった。(長岡支社・石井英明)
100年の歴史があるデフリンピックだが、日本では初開催だ。デフは英語で「耳が聞こえない」を意味する。普段は補聴器を使う選手も、公平を期すために競技場では補聴器を外すルールがある。
声が聞こえないということは、後ろにいる味方の様子は分からない。相手が...
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