
日本医師会の松本吉郎会長が診療所経営の厳しさを訴えた自民党の会合=25日、東京都千代田区
病院や診療所の経営実態調査結果が公表され、診療報酬の改定議論が本格化した。医療現場は報酬引き上げを渇望するが、財務省は病院と診療所の扱いに差をつけて医療費の抑制をもくろむ。標的とされた診療所からは恨み節が漏れる。報酬引き上げは国民の負担に跳ね返るだけに調整は難航必至。長年の課題となっている医療費削減と合わせ、現役世代の負担軽減へどう帳尻を合わせるか、政府は難題を抱える。
▽じり貧
宮城県北部の診療所の発熱外来は、インフルエンザ流行で患者が後を絶たない。物価高で感染予防の手袋やマスク、消毒液が値上がりし、診察するほどコストがかさむ。男性院長は「診療報酬が感染リスクや手間に見合っていない」と話す...
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