自立援助ホーム「MOMO」の個室。洗面台とベッド、椅子、机が備え付けられている=三条市嘉坪川1
自立援助ホーム「MOMO」の個室。洗面台とベッド、椅子、机が備え付けられている=三条市嘉坪川1

 県央地域初の自立援助ホーム「MOMO(モモ)」が、三条市嘉坪川1で12月1日に開所する。児童養護施設を出た後など、さまざまな課題を抱える若者の受け皿として、自立を後押しする。ものづくりが盛んな地域性を生かした支援を行い、若者だけでなく地元産業にも好影響を与える取り組みを目指す。

 自立援助ホームは、義務教育を終えた主に15歳から20代の若者が共同で暮らす住宅で、精神的、経済的な自立に向けてスタッフらがサポートする。県内は新潟市と長岡市に計7施設がある。

 モモは、高齢者やひとり親世帯などの居住支援を行う一般社団法人サンクチュアリつねよし(三条市)が運営。代表理事の松岡暢彦さん(52)が施設長を務...

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