災害時の避難住宅として空き家を活用する考えが紹介された相談会=三条市元町
災害時の避難住宅として空き家を活用する考えが紹介された相談会=三条市元町

 空き家を災害時の避難住宅としても活用するプロジェクトに取り組む一般社団法人「スムヤドスム」(東京)が、三条市で相談会を開いた。市内に1500軒ほど確認されている空き家の対策が課題となる中、従来とは違う視点での活用策が紹介された。

 スムヤドスムは、総合不動産開発や空き家関連などの事業を行う企業「ジェクトワン」(東京)や、時事通信社(東京)などが8月に設立した。

 相談会は10月、元町の「まちやまサイエンスホール」で開かれた。三条市が2023年度、各自治会の協力を得て実施した調査では、市内に約1500軒の空き家が確認された。

 スムヤドスムの杉本一郎代表理事は、全国で深刻化する空き家対策として、観光...

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