
全国民の健康保険証(従来型)が有効期限を迎え、マイナンバーカードに保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」を基本とする仕組みに2日から完全移行した。持っていない場合は自治体や健康保険組合などが発行した「資格確認書」で受診する。一方で混乱を避けるための暫定措置として、来年3月末までは期限切れの保険証でも窓口での自己負担を10割ではなく、通常の1〜3割で保険診療を受けられる。
厚生労働省は、マイナ保険証では患者の健康状態や薬の処方歴をスムーズに確認できるメリットがあると説明している。ただ、マイナ保険証は別人の情報を登録するミスなどが相次ぎ、国民の不信感を招いた経緯もあり、利用率は4割弱と伸び悩んでいる。...
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