三条市が進めてきた市道大島荻島線の拡幅工事が終了した。信濃川左岸に沿って国道8号と県道とを結び、国道403号三条北バイパスへのアクセスルートともなる。これにより周辺の混雑緩和のほか、加茂市や田上町から済生会新潟県央基幹病院(三条市上須頃)へのスムーズな救急搬送も期待される。国が信濃川治水のため行う河道掘削で発生した土砂を盛り土に活用し、コストを抑えた。

 三条北バイパスは2024年3月に開通。これに伴い大島荻島線は、三条北バイパスと北陸道・三条燕インターチェンジやJR燕三条駅周辺とのアクセス経路の一つになり、交通量増加が予想された。当時は幅が最も狭い場所で4・6メートルしかなく、対向車の往来などで混雑も懸念された。

 このため...

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