商品を持つ白水社の中沢佑次さん。「外国語に触れてもらうきっかけをつくりたかった」と話す=東京都千代田区
 商品を持つ白水社の中沢佑次さん。「外国語に触れてもらうきっかけをつくりたかった」と話す=東京都千代田区
 白水社の「まいにちふれるフランス語手帳(2026年版)」
 白水社の中沢佑次さん=東京都千代田区

 白水社(東京)が開発した「まいにちふれるフランス語手帳」の売れ行きが好調だ。発売は2022年で、1870円。曜日や月をフランス語で表記し、日本とフランスの祝日やイベントも掲載。巻末に付けた単語帳を参考にして「病院」や「幼稚園」といった予定を書き込める。毎日開く手帳に使うことで外国語を身近な存在とし、学習を後押しする。

(共同通信=浜谷栄彦記者)

 開発した白水社の中沢佑次(なかざわ・ゆうじ)さんは「多くの方にもっと気軽にフランス語に触れてもらえるようにしたかったんです」と語る。

 別の出版社を経て2018年、白水社に入り、教科書の営業などを担当。社内の企画会議で語学の勉強に利用できる手帳を提案した...

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