記者会見に臨む警視庁の親家和仁刑事部長（中央）ら＝５日午前、東京都千代田区
首都圏連続強盗事件で警視庁などの合同捜査本部が指示役とされる人物を初めて逮捕した。一連の事件は「匿名・流動型犯罪グループ（匿流）」によるものとされ、関連犯罪は深刻化。被害は世界に広がる。警察は専門部署を設置するなどして対抗するが、生成人工知能（ＡＩ）なども悪用する新たな「治安の脅威」に、専門家は官民一体の取り組みが必要とする。
▽首謀者
「関係警察が体制を構築して情報を共有し、捜査を推進した」。千葉県市川市の強盗傷害事件の指示役とされる男４人の逮捕を合同捜査本部が発表した５日、警視庁の親家和仁刑事部長は埼玉、千葉、神奈川の県警幹部も集まった記者会見で、縦割りを排した連携の成果を強調した。
捜...
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