
古墳時代の土器などが出土した中ノ内遺跡の現地見学会=佐渡市新穂北方
発掘調査が進む中ノ内遺跡(新穂北方)で、現地見学会が開かれた。住民ら約100人が、約1700年前の古墳時代前期の住居跡や地層などを眺め、かつての暮らしに思いをはせた。
中ノ内遺跡は1986年、国府川と大野川に挟まれた扇状地に見つかった。奈良・平安時代の遺跡と見られていたが、3年前の試掘調査で遺跡の範囲が広がり、古墳時代の土器などが発見された。
周辺の県営圃場(ほじょう)整備に伴い、佐渡市は今年6月から中ノ内遺跡の約2500平方メートルを対象に発掘調査を実施。年内で調査が終わるため、11月に成果を紹介する見学会を開いた。
エリア内では1辺4〜5メートルほどの平地式建物3棟、竪穴建物1棟が確認さ...
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