十日町市役所
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 十日町・津南地域で唯一分娩(ぶんべん)を扱っている民間の医院が来年3月で分娩を終了することを受け、十日町市は市外で出産する妊婦に一律5万円を支給する支援策を行う。12日、市議会厚生委員会で報告した。

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 十日町市の「たかき医院」が11月、助産師らスタッフ確保の難しさに加え、分娩数の減少による経営環境の悪化を理由に、分娩終了を発表した。市によると、出産予定日が3月16日までの妊婦は、たかき医院が分娩対応する。

 支給は、予定日が3月17日以降で市外に転院調整している40人が対象。使い道は自由で、出産前に受給でき領収書は不要。給付金額は妊産婦検診や出産に関わる交通費と、1泊分の宿泊費などから積算した。

 市は...

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