十日町・津南地域で唯一分娩(ぶんべん)を扱っている民間の「たかき医院」(十日町市)が来年3月末で分娩を終了することが21日、分かった。助産師らスタッフ確保の難しさに加え、少子化で分娩数が減り経営環境が厳しいことが理由。分娩業務終了後は魚沼基幹病院(南魚沼市)などを紹介する。産婦人科、小児科は継続する。

 たかき医院の分娩数は2022年度が194件、23年度が211件、24年度が200件、25年度は10月末現在で94件。利用者は十日町市が大半で、ほかに南魚沼市、津南町など。分娩終了について担当者は「スタッフの確保が難しく、人手不足。地域の分娩数が急激に減っており、経営が厳しくなっている」と語った。

 十日町・津南地域では、...

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