
発見された大正〜昭和期のアザレアやボタンの通信販売カタログ7点(県立植物園提供)
新潟市秋葉区で花きを生産している四柳(よつやなぎ)養樹園(ようじゅえん)で、大正から昭和にかけてのアザレアやボタンなどの取引に関する新しい史料が見つかった。秋葉区は戦前から花き生産が盛んで、県立植物園(秋葉区)は「当時の園芸産業の発展を裏付ける史料になる」と詳しい分析を進めている。
史料は1921(大正10)〜40(昭和15)年の通信販売カタログ7点。5月に四柳養樹園の施設内で見つかり、県立植物園顧問の倉重祐二さん(64)=横浜市=に調査を依頼した。
倉重さんによると、当時の四柳養樹園の営業活動は行商中心とされていたが、今回の史料から...
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