登米町森林組合が保有する木材の簡易乾燥室に立つ会津浩幸さん=宮城県登米市
 登米町森林組合が保有する木材の簡易乾燥室に立つ会津浩幸さん=宮城県登米市
 北海道産の広葉樹で作ったたるを示す旭川市の家具メーカー広報担当者
 北海道旭川市の森林から切り出した広葉樹。樹木の種類はさまざま=旭川市
 自社工場で生産したいすを前に説明するシラカワの白川勝規会長(左端)=岐阜県高山市
 自社工場に集まった木材関係者に熱弁を振るうシラカワの白川勝規会長=岐阜県高山市

 岐阜県高山市や北海道旭川市といった木製家具の産地を中心に、国産広葉樹を活用する取り組みが進んでいる。かつて広葉樹は薪炭や家具に重宝されたが、化石燃料の普及で伐採量が激減。家具でも調達しやすい輸入材が主役となった。樹林が長年放置された結果、山は荒れて獣害が目立つ。山林保全や雇用創出の観点からも広葉樹を使う機運が高まっている。(共同通信=浜谷栄彦記者)

 ▽勢ぞろい

 2025年11月下旬、高山市の家具メーカー、シラカワの工場に、木材流通に携わる官民の約70人が集まった。山の所有者、伐採する人、家具を売る人の接点は案外乏しい。関係者が顔をそろえてアイデアを出し合い、広葉樹の使い道を広げる狙いがある。...

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