衆院選の27日公示を控え、与野党の党首らが26日午後、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。高市早苗首相(自民党総裁)、中道改革連合の野田佳彦共同代表ら7党の党首や幹部が参加する。物価高を踏まえた消費税減税の対象や期間、財源の在り方に加え、「政治とカネ」問題や解散の大義などが論戦のテーマとなる見通しだ。各党は支持拡大に向け政策発信を強化する。

 衆院選は2024年10月以来、約1年3カ月ぶり。投開票は2月8日となる。首相は冒頭、「責任ある積極財政への大転換を訴える。日本維新の会との連立政権で大きな政策転換を行った。国会が始まる前に信を問うことにした」と述べた。野田氏は衆院選で訴えたいことを問われ「生活者ファーストだ。具体的な生活者目線で政治を変えていきたい」と述べた。

 首相は、2年限定で飲食料品を消費税の対象外とすることについて、26年度内の実現を目指す考えを表明。中道の野田氏は今秋からの開始を主張している。

 財源やスケジュールを巡り、自民は社会保障と税の一体改革に関する超党派の「国民会議」で検討すると説明している。中道は政府基金や、特別会計の剰余金などを活用することを想定する。

 政治とカネ問題では、企業・団体献金の在り方などが議論されそうだ。

 討論会は2部構成で、党首ら同士による討論、日本記者クラブ代表質問者との質疑応答を実施する。出席者は他に日本維新の会の藤田文武共同代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の田村智子委員長、れいわ新選組の大石晃子共同代表、参政党の神谷宗幣代表。

 衆院選は小選挙区289、比例代表176の計465議席を争う。共同通信の25日時点の集計で1200人超が立候補を予定している。...