
尾州の生地や服が並ぶ「新見本工場」。宮浦晋哉さん(左)と彦坂雄大さん=愛知県一宮市
独自の技術力と歴史がある日本各地の繊維産地を応援し、その価値を発信する活動が注目されている。海外生産の増加と価格競争で苦境が続く中、現地に足を運び、デザイナー・アパレル関係者らと工場を巡るツアーや講座を開催。人と人をつなぎ、産地の活性化に奔走する。
東京を拠点にする「糸編」の取り組みで、代表取締役宮浦晋哉さん(38)が、日本の繊維産業の実力に驚かされたのは、杉野服飾大を卒業後、ロンドンに留学していた時だった。「海外で高く評価される上質なテキスタイルを作っているのに、業界は課題だらけ。自分の目で見て、触れてみようと2012年から産地に通い始めました」
そこで築いた人脈、知見を生かし、現状を体系...
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