拘禁刑について学ぶセミナーで講演する中島学教授=2025年9月、東京都新宿区
 拘禁刑について学ぶセミナーで講演する中島学教授=2025年9月、東京都新宿区
 名古屋刑務所で行われた薬物依存症の受刑者によるグループミーティング=2024年11月1日、愛知県みよし市
 名古屋刑務所で作業する高齢の受刑者=2024年11月1日、愛知県みよし市
 拘禁刑について学ぶセミナーで講演する中島学教授=2025年9月、東京都新宿区

 2025年6月、刑罰の懲役と禁錮を廃止し、統一した「拘禁刑」が導入された。刑務作業が義務ではなくなり、罪を犯した人を懲らしめる場所だった刑務所は「立ち直り」を応援する場になった。刑務所は具体的にどう変わったのか。法務省で矯正管区長や、少年院長などを務めた福山大学の中島学教授(矯正心理)に尋ねた。(共同通信=山岡文子)

 ▽画一的なルールから特性に合わせた指導へ

 ―「拘禁刑」が受刑者の立ち直りに重点を置いたことは、大きな転換点になりました。

 「これまで受刑者は、画一的なルールのもとで『罰』として刑務所で過ごしていました。刑務作業中は私語を禁止され、ひたすら刑務官の指示に従うことが当たり前とされて...

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