「令和の百姓一揆」と銘打ち、トラクターに乗ってデモ行進する参加者=2025年3月、東京都渋谷区
 「令和の百姓一揆」と銘打ち、トラクターに乗ってデモ行進する参加者=2025年3月、東京都渋谷区
 畑でタマネギの状態を確認する須原庄一さん=1月、神奈川県三浦市
 オンライン取材に応じる「令和の百姓一揆」の主催団体代表でコメ農家の菅野芳秀さん=1日
 収穫した大根を抱える須原庄一さん=1月、神奈川県三浦市

 コメの価格動向が注目される中、農家らが街をトラクターで行進し、農業従事者減少への危機感や農業政策の転換を訴えるデモ活動「令和の百姓一揆」が全国で広がっている。日本の食料自給率は低迷し、農業の衰退は食料安全保障にも関わる喫緊の課題だが、衆院選での議論が盛り上がっていない。安定的な生産を続けられる所得補償を求めている。

 「物価は上がっても手元に利益が残らない」。神奈川県三浦市で野菜農家を営む須原庄一さん(55)は、畑でタマネギに水をやりながら声を落とした。約2ヘクタールの畑で、堆肥の成分にこだわった甘みの強い大根などを家族で育てるが、経費の高騰や安価な輸入品のあおりを受け、収入減が続く。

 須原さ...

残り520文字(全文:820文字)