― 化学メーカーの枠を超えた3つのプロトタイプとデモ作品が来場者の注目を集める ―
DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:池田尚志、以下「DIC」)は、2026年1月6日から9日まで米国ネバダ州ラスベガスにて開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」に出展し、世界各国から訪れた幅広い来場者から高い関心を集めました。
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「CES2026」 DIC出展ブースの様子
会期中、当社ブースには約700名が来場し、素材技術を起点とした独自のプロトタイプおよびデモ展示に対して、国内外の企業、研究者、クリエイターなど幅広い層から高い関心が寄せられました。ブース来場者の約50%は購買決定に影響力を持つ立場にあり、CxOレベルの来訪者も44名にのぼりました。特に、今後の協業や技術連携を見据えた前向きな意見交換や対話が数多く行われました。
AIやロボティクスが現実世界へと広がる中、DICはデジタルとフィジカルを結ぶインターフェースとなる素材やセンシング技術を、今後の当社の強みとなり得る重要領域と捉えています。当社は、未来を予測し、どのような解決策や価値が求められるかを直接社会で探求する「Direct to Society」をコンセプトに、ロボット・産業分野における新しい価値創出に取り組んでいます。
その実現に向けては、光・音・触覚・温度といったさまざまな“信号”を正確にセンシングすることが不可欠です。CES2026では、こうした考えのもと、「Signals」という出展テーマを掲げ、3つのプロトタイプを展示しました。
—出展プロトタイプ概要
1. ロボットフィンガー 「MoR®」
ロボットフィンガーMoRは、外部センサーを必要とせず、フィンガーそのものがセンサーとして機能する構造を特長としています。この特性により、対象物の微細な変化を指先で直接感じ取ることができ、さまざまな対象に対して、非常に繊細かつ安定した把持を実現します。
その柔軟で精密な把持性能は、食品や医療分野といった高い安全性・精度が求められる用途に加え、近年CESでも注目を集める人型ロボット分野におけるロボットフィンガーとしての応用可能性を示すものとして、来場者から大きな関心を集めました。
また、MoR技術を応用した「ツールキット」や、生き物のような動きが特徴的な「デジタル植物」をCES限定のデモ作品として展示し、アート領域を含む幅広い層から関心が寄せられました。
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MoR技術を応用した「ツールキット」や、生き物のような動きが特徴的な「デジタル植物」など
2. 次世代全方位マルチコプター「HAGAMOSphere®2.0」
HAGAMOSphereは、「転がり移動」と「飛行」を両立した次世代マルチコプターです。2025年に発表した初代モデルは、そのユニークなデザインと機能性が高く評価され、「CES Innovation Awards® 2025 Honoree」を受賞しました。
CES2026では、HAGAMOSphereの特徴である「転がり」と「飛行」を活かしたエンターテインメント用途の新提案として、ドローンレースやドローン相撲の映像をブースで公開し、アメリカのゲーム業界やテレビ業界の来場者からも大きな注目を集めました。
さらに、進化バージョンHAGAMOSphere 2.0を世界で初めて公開しました。HAGAMOSphere 2.0は、新たにティルトローター機構を採用。これにより、悪路や強風といった厳しい環境下でも最適な運用モードを選択できるようになりました。災害現場やインフラ点検など、よりタフな環境での実運用を見据えた性能進化として、多くの来場者から高い関心が寄せられました。
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HAGAMOSphere 2.0を世界初公開
3. 触覚拡張ツール 「Tacthancer™」
Tacthancerは、人の指では感じ取ることが難しい、微細な凹凸や傷を検知するためのツールです。電気を必要とせず、手に装着するだけで指先から伝わる触感が強調され、より鮮明にユーザーへ伝えることができます。会場では、指にかぶせて使用するタイプのプロトタイプを用いた体験デモを随時実施しました。実際に体験した来場者からは、「素手ではほとんど分からない小さな傷がはっきりと感じられる。まるで魔法のようだ」「今すぐにでも欲しい、プロトタイプなのが残念だ」といった驚きと期待の声が寄せられました。
Tacthancerは、金属加工品、ガラス、樹脂成型品、塗装品、精密部品、工芸品、美術品など、微細な触感による判定が求められる製造現場での品質検査用途を想定しており、製品化に向けた開発をさらに進めています。
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Tacthancerのプロトタイプと、触覚拡張を体験する海外の来場者
展示会場では、当社代表取締役社長執行役員の池田尚志も説明に立ち、来場者との活発な対話を行いました。
池田によるコメント
「CESは、私たちにとって単なる展示の場ではなく、社会に向けて直接問いかけ、新しい価値を提示していく「Direct to Society」の姿勢を実践できる、まさに最高の舞台だと考えています。CES2026では、出展品全体を「Signals」というコンテクストで構成し、光や触感などの目に見えない“信号”を通じて、人と世界をつなぐ新しい体験と、そこから広がる未来の可能性を世界に向けて提示しました。その反応やフィードバックをその場で即座に得られること。――これこそがCESの大きな魅力のひとつであり、次の挑戦への確かな手応えにもなっています。今後も、私たちが信じる価値を社会に直接届け、対話を重ねていく姿勢を続けていきます。」
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社長執行社長執行役員 グループCEO 池田 尚志役員 池田 尚志
CES 2026では、AIが現実世界へと広がる流れが一層鮮明となり、インターフェースとなる素材と、現実世界の情報をAIにフィードバックするセンシング技術の組み合わせが果たす役割の重要性が改めて示されました。
DICは、今回披露した3つのプロトタイプをその第一歩と位置付け、展示を通じて得られた知見や来場者からのフィードバックを踏まえながら、ロボット・産業分野における新しい価値創出に挑戦していきます。今後も化学メーカーの枠を超えた新たな価値提供に取り組むとともに、多様なパートナーとの協業を進め、業種・業界の垣根を越えたエコシステム(経済圏)を形成し、社会実装・ビジネス化に向けた取り組みを加速していきます。
詳しくは、https://www.dic-global.com/en/event/ces/index.html
をご覧ください。
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以 上
-DIC株式会社について
DICは日本で有数のファインケミカルメーカーです。DICを中心に世界全体でSun Chemical Corporationを含む約170の子会社によってグループが構成され、60を超える国と地域で事業を展開しています。グループ全体として、人々の生活に欠かせない包装材料、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料を提供するグローバルリーディングカンパニーと認知されています。これらの製品を通じて、社会に安全・安心、彩り、快適を提供しています。DICグループは持続可能な社会を実現するため、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。連結売上高は1兆円を超え、世界全体で21,000名以上の従業員を有するなか、DICグループはグローバルで様々なお客様に寄り添っていきます。
詳しくは、https://www.dic-global.com/
をご覧下さい。
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本件に関するお問合わせ先
【報道機関からのお問い合わせ】
DIC株式会社 コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-6733-3033 E-Mail:dic-press@ma.dic.co.jp
関連リンク
CES 2026
https://www.ces.tech/
DIC CES出展特設サイト
https://www.dic-global.com/en/event/ces/index.html
















