創業当時の戸田方の戸田利兵衛(中央手前)らを再現した本社ビル内にある展示=東京都中央区
 創業当時の戸田方の戸田利兵衛(中央手前)らを再現した本社ビル内にある展示=東京都中央区
 今年1月に商業運転を開始した浮体式の洋上風力発電所=長崎県五島市沖
 施工を請け負った早稲田大の大隈講堂=東京都新宿区
 国の重要文化財の慶応大の旧図書館=東京都港区

 「戸田建設」は京都の大工の四男として生まれた創業者の戸田利兵衛が1881年、現在の東京都港区で建設請負業、戸田方を立ち上げたのが始まりだ。事業開始から10年以上にわたって暗中模索の時代が続いたが、誠実な仕事ぶりで人脈を広げ、法曹界の権威だった梅謙次郎の邸宅受注などで信用を高めて事業を軌道に乗せた。(共同通信=出井隆裕記者)

 1908年には戸田方から戸田組へ改称。この時期に現在も国の重要文化財として残る慶応大のれんが造りの図書館を手がけた。1923年の関東大震災後は復興需要などで事業を拡大し、同じく国の重要文化財、早稲田大の大隈講堂、愛知県庁本庁舎など後の歴史的建造物の施工で基盤を固めた。

 高...

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