
コシヒカリの平均小売り価格の推移
コメの新指標はコストを「見える化」して販売価格に適切に転嫁できるようにし、持続可能な農業経営を実現するのが狙いだ。ただ算定対象が比較的小規模の生産者に偏り、コストが高めに出ているとの指摘がある。指標が価格を決める事実上の基準として独り歩きし、高値を容認せざるを得ない空気の醸成につながるとの懸念もある。
▽作付面積か流通量か
米穀安定供給確保支援機構が新指標のコスト算定根拠としたのは、作付面積が国内全体の約2割を占める「1ヘクタール以上~3ヘクタール未満の生産者」だ。2025年の農林業センサスなどによると、1生産者当たりの平均作付面積は2・27ヘクタール。代表的な生産者の姿で、安定供給を確保す...
残り689文字(全文:989文字)











