
サッカーの2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会は6月11日(日本時間同12日)に開幕する。日本は8大会連続8度目の出場。失意や挫折を経てW杯常連国となった。かつて日本を率い、成長を導いた外国人指導者を訪ねた。
アルベルト・ザッケローニ氏は3月にロンドンで行われた国際親善試合のイングランド戦を現地観戦した。ワールドカップ(W杯)の優勝候補を敵地で破った森保ジャパンの印象や、自身が率いた2014年ブラジル大会の経験を踏まえた展望を聞いた。
-日本サッカー協会の招待でウェンブリー競技場に足を運んだ。
「日本は素晴らしかった。いつものように一丸となって戦う姿に、築き上げてきた強さへの自負が感じられた。ウェンブリーでの勝利は歴史的な快挙だ。どこと対戦しても勝てる」
「私が他国の代表監督だとしたら、日本とは相まみえたくない。イングランド戦が証明したように、世界の強豪に肩を並べている。ただ、これは通過点だ。さらに上を目指して努力を重ねなければならない。サッカーの世界に天井はない。満足すれば取り残される」
-戦いぶりで特に感心した点は何か。
「技巧、速さ、忍耐力、創造性。資質に恵まれた選手たちが、欧州のクラブで大きな経験を積んで力を伸ばしている。そして何より協調性が高く、力を合わせて勝つことができる。選手を入れ替えても同じように機能する。そこが最大の魅力であり、強みだ」
「選手たちが互いの力を引き出し合う日本のサッカーは先駆的だ。私は若い指導者たちにいつも、日本を手本にしろと伝えている。イタリアでは個々のプレーにばかり目が向き、互助精神に基づいたチーム力への意識が希薄だ。W杯出場を逃すのも無理はない」

-ブラジル大会でザックジャパンへの期待は高かったが、1次リーグで敗退した。
「優秀な選手が多く、戦術も磨き上げていた。ただ、...











