
日経平均株価が一時6万円を超えたことを示す株価ボード=23日、長岡市の岡三にいがた証券
東京株式市場で日経平均株価が23日、一時、史上初めて6万円を突破した。県内経済界からは、消費マインド刺激による地域経済への波及効果を期待する声が上がった。ただ、株価を押し上げたのはハイテク関連株が中心。中東情勢にはいまだ不透明感が漂う中、県内の小売り、製造業などからは「株価が実態と乖離(かいり)している」として冷静な受け止めも広がった。
「株価上昇は消費行動につながり、企業を巡る環境にとってプラスだ」。新潟経済同友会の吉田至夫・筆頭代表幹事は、株高を前向きに受け止める。特に地方で盛んな観光、飲食などのニーズの高まりに期待する。
「県上場企業の会」の山本善政会長=ハードオフコーポレーション(新発田市)会長=は「新潟の企業は実力的には(市場から)もっと評価されていい。県内上場企業の株価まで好影響が及ぶ動きになれば」とした。
6万円超えは、米国とイランの停戦協議再開への期待に加え、原油高の影響が薄いハイテク株が市場を押し上げたことが背景にある。
コメリ(新潟市南区)の早川博・取締役常務執行役員は、株価上昇は一部の業界にとどまっているとみる。「物価高で一般消費者は苦しい中、株価だけが上がる状況はいかがなものか」とした。
製造、建設業でも冷静な受け止めが目立つ。日本精機(長岡市)は「短期的な変動に惑わされず本業に力を入れる」と強調。植木組(柏崎市)も「(事業に)直接的な影響はない」とした。
23日の市場は、6万円を超えた後に利益確定の売りに押され、終値は前日を下回った。株価上昇のトレンドは続くのか。
岡三にいがた証券(長岡市)の橋本貢浩取締役は...
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